昨日病院受診後、中学時代の友人の画家の個展を見に行った。
一度自宅に来てもらい、飾る場所に合わせて絵を注文する事とした。
この友人が画家になるとは、想像していなかった。
もともとは合唱部仲間である。
私たちの中学の合唱部は東北地方有数の混声合唱部であった。
ただ変声期の男子を入れた混声合唱は難しいものなのだろうか、
私たちの学校で混声を指導した先生だが、次に赴任した中学校では
女性合唱部を指導し、NHK合唱コンクールで、何度も全国制覇した。
世界合唱コンクールで銀賞を獲得するなどすごい成績を残している。
混声合唱ではあるが、男子は合唱部専属の部員はいない。
中体連が終わった後で、主に運動部の3年生の中から
個人的に声をかけられ、合唱部入りするのである。
だから、男性パートは促成栽培で作り上げられる。
合唱部に所属すると、秋の発表会までは休日無しであった。
別に苦では無かったが、とにかく練習漬けの毎日であった。
妻がまだ書道も合唱も積極的だった頃に、独唱の発表会に
画家兼ピアノ教師の彼がたまたま見に来ていて、
発表会後の茶話会で、私の中学の合唱仲間だと判ったという。
妻の方がこれまでも彼と会う機会は多い位であった。
今回は、絵を注文したいという妻に連れられて個展を見に行った。
明るい色調で落ち着きのある絵が多く、半分は売約済であった。
妻は、絵が好きだし、個人的に応援もしたいから、と
以前から彼に絵を描いてほしいとお願いしていた。
今回はその話を具体的に進める事とした。
値段も結構するものなので、
妻は「ローン返し終ってからの方が良かったかな」と
少し後悔している口ぶりであった。
いや、そんなに残された時間は長くないかもしれないから。
好きな絵を、自分の希望で買った事を覚えていられる時間、限られてるから。
だから、もう楽しみを後にとっておくことは、やめにしようね。
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