2009年10月28日水曜日

絵の個人注文

昨日病院受診後、中学時代の友人の画家の個展を見に行った。
一度自宅に来てもらい、飾る場所に合わせて絵を注文する事とした。

この友人が画家になるとは、想像していなかった。
もともとは合唱部仲間である。

私たちの中学の合唱部は東北地方有数の混声合唱部であった。
ただ変声期の男子を入れた混声合唱は難しいものなのだろうか、
私たちの学校で混声を指導した先生だが、次に赴任した中学校では
女性合唱部を指導し、NHK合唱コンクールで、何度も全国制覇した。
世界合唱コンクールで銀賞を獲得するなどすごい成績を残している。

混声合唱ではあるが、男子は合唱部専属の部員はいない。
中体連が終わった後で、主に運動部の3年生の中から
個人的に声をかけられ、合唱部入りするのである。
だから、男性パートは促成栽培で作り上げられる。
合唱部に所属すると、秋の発表会までは休日無しであった。
別に苦では無かったが、とにかく練習漬けの毎日であった。

妻がまだ書道も合唱も積極的だった頃に、独唱の発表会に
画家兼ピアノ教師の彼がたまたま見に来ていて、
発表会後の茶話会で、私の中学の合唱仲間だと判ったという。
妻の方がこれまでも彼と会う機会は多い位であった。
今回は、絵を注文したいという妻に連れられて個展を見に行った。
明るい色調で落ち着きのある絵が多く、半分は売約済であった。

妻は、絵が好きだし、個人的に応援もしたいから、と
以前から彼に絵を描いてほしいとお願いしていた。
今回はその話を具体的に進める事とした。
値段も結構するものなので、
妻は「ローン返し終ってからの方が良かったかな」と
少し後悔している口ぶりであった。

いや、そんなに残された時間は長くないかもしれないから。
好きな絵を、自分の希望で買った事を覚えていられる時間、限られてるから。
だから、もう楽しみを後にとっておくことは、やめにしようね。

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