妻に若年性アルツハイマーの疑いを持ってからというもの
以前と違う事が起きるのにかなり臆病になってしまった。
家は職場に近いのと、日中妻が車を使う事が多いので
しばらく前から、職場への送り迎えは妻にしてもらっている。
ところが、昨夜は帰り道、2か所ばかり道の右側通行をしたのだ。
車の運転は臆病なくらい慎重な妻なので、
そんな運転をしたのを初めて見た。
しかったり注意したりはしなかったが、内心ショックを覚えた。
今まで間違えることなどなかったトイレットペーパーの銘柄を
先週突然間違えて買ってきてしまった。
使ってみて普段と違うので、指摘したら大慌てで交換していた。
以前であれば「めずらしくうっかりしたのだな」で済む話ではある。
しかし、疑いを持ってしまった以上、そういうちょっとした事も
症状の一つに見えてしまい、状況証拠が増えるような気分になる。
もう何も変化しないで欲しい、平穏無事でいて欲しい、
何かが起きるたびに胸が潰れるような息苦しさに襲われる。
まさか、平穏で変化の無い生活を渇望する日々が来るとは
想像もしていなかった事態である。
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