2009年10月31日土曜日

ふたりだけ

妻の母親がアルツハイマーで、現在施設入所中である。

母親のボケがひどく、進行しているという話が出た頃は、
糖尿病が助長しているのだと思っていた。
こうして妻にアルツハイマーの疑いをもつようになり
家族性のアルツハイマーではないかと考えている。

うちには子供がいない。
ここ数年、なぜうちに子供が出来なかったかを考えていた。
不妊治療も受けて、客観的には出来ておかしくなかった。
それでも授からなかったが、夫婦ともあまり拘らなかった。
私の仕事がら、子供が出来ても家庭的ではなかったと思う。
妻も、自分の成育歴から、あまり子供を望んでいなかった。

家族性であれば、優性遺伝である。
子供の50%が若年性アルツハイマーを発症する。
不良遺伝子を淘汰するという点から考えると
私たちに子供が出来なかったのは生物学的に正しい。
まあ、後付けの納得ではあるのだが。

ただ、子供を育てた事が無い私たちは
夫婦、という点では、もう長いこと夫婦ではない。
それが、今後の介護の迷いにならなければいいが。

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