2010年1月6日水曜日

周知、について

いつ、どの人まで、病状を話して理解してもらうべきだろうか

毎年1月2日は副院長宅で年始の飲み会が開かれる。
副院長の奥さんは気さくな方で、いつも私の妻にも
年始の飲み会に参加するように、けっこうしつこく言ってくれる。
たまたま昨年正月は、断水事故で飲み会は欠席となったのだが
今年もまた、お邪魔した時に、なんで妻が顔を出さないのかと
お叱りをいただいてしまった。

副院長は私の直属の上司にあたり、外科の総責任者である。
おそらく1月22日にうちの神経内科に妻を受診させると、
情報はなんらかの形で上司にも伝わっていくであろう。
そういう点では、守秘義務なんてあって無いようなものだ。
いずれ、どうせ、事情を説明しなければならなくなる。

今回は、既にかなりお酒の回っていた副院長は抜きにして
妻の事を何かと気遣ってくれている、副院長の奥さんにだけ
病名と、症状の経過について説明して理解してもらった。
仕事と、家庭のために使う時間のバランスをどう取ったら良いか
今の所、全く見通しが立たないのだが、年休を全てとってでも
妻と過ごす時間を増やしていきたい希望を伝えておいた。

真面目な勤務医は患者中心過ぎて、家庭を顧みる事が少ない。
副院長の奥さんも、その点では夫に不満があるようだった。
ただ、それも退職後には思い出話に出来るだろうし
退職後の有り余る時間で償う事も出来なくはないだろう。

我が家では、後で補うという余地は、無い。

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