2009年12月2日水曜日

派遣元の医局の変更

うちの病院は、弘前大学麻酔科教室から見放されているので。

以前、名古屋大学形成外科教室に所属していた事があり
静岡市にある静岡済生会総合病院で形成外科を開設し
合わせて熱傷センター設置するよう派遣された事がある。
熱傷センターを標榜するためには、24時間熱傷センター内に
医師が常駐していなければならないという規定がある。
そのために過酷な勤務を強いられたりしたのだが。

所属を名古屋大学から母校の東北大学に変えてから
しばらくしてからだったろうか、名古屋大学の教授から、
静岡済生会総合病院の熱傷センターを無くす話を聞いた。
大変な苦労の末に設置を勝ち取った経緯があるので
残念ではあるが、今さら責任を取れる立場にも無い。
別に私に話さなくても良いものを、と思いながら聞いた。
ただ、名古屋大学形成外科の関連病院であるはずと思い
先日、静岡済生会病院のホームページを覗いて驚いた。
名古屋大学形成外科は静岡済生会病院から撤退していた。
代わりに杏林大学形成外科の医師が派遣されていた。

そういう事であったのか、と思った。
要するに、名古屋の人は静岡まで派遣されたくないのだ。
私は名古屋にも静岡にも縁が無い人間だったので
あまりその事を真剣に考えずに派遣されたのだが、
数年とはいえ名古屋の人間は名古屋から離れたくない。
だから静岡の病院は関連病院から切ってしまったのだ。
だから、熱傷センターも何も関係無くなったのだ。

ちょっと切ない気分もあるのだが、時の流れなのだろう。
うちの病院も、弘前大学麻酔科からの派遣は諦めて
別な活路を見出す努力をしても良いのではなかろうか。

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