2009年11月2日月曜日

若年性痴呆と離婚

まあ私は、離婚というのは全く考えたことが無いのですが。

連れ合いが若年性痴呆になった場合、
いろいろな形で生活が破綻していきます。
掃除洗濯食事程度であれば、まだ良い方かも。

感情の行き違いで悩み苦しむ事も多いはず。
ましてそれが病気の症状であると判らなければ。

一昨年あたりからの我が家にも
それに近い部分があったと思う。
言われなく責められる、何かとつっかかる、
出来て当たり前の事がなぜか出来なくて
文句を言うと逆切れされる、などなど。

若年性痴呆と診断された後でも
こうした症状は、普通は我慢しきれないもの。
まして診断も何もついていない初期段階で
こうした心情的な行き違いが大きくなれば
当然離婚を考える事も出てくるんじゃないかな。

という訳でネットで検索すると
出てくる出てくる、連れ合いが痴呆なのだが
離婚は可能でしょうか、という相談の多い事。

我が家で感情的な行き違いが増えたこの数年は
私の仕事上でも大変な時期と重なっています。
育児の無い我が家では、妻が感情的に変でも
私の方が、疲れて家には寝に帰るようなものなので
決定的な衝突にならなかったのでしょう。
もし私が家庭というものを大切にする人間だったら
大げんかの末に離婚となっていて、
妻は離婚が原因で精神を病み・・・・
(本当はアルツハイマーの進行なのですが)
というストーリー展開になっていたでしょう。

家庭的でない事が家庭を守る事もあるのですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿