痴呆症と、それを支える配偶者、という事だと
最近では、やはりこの事を取り上げなければなりません。
2009年10月21日にくも膜下出血のため76歳で亡くなった
女優の南田洋子さんの葬儀・告別式が10月30日営まれた。
夫の長門裕之は「俺の人生、充足感があったと胸を張れる」
と納得の表情で48年間の結婚生活に別れを告げた。
「洋子は頼みもしないのに自由と開放をくれた。
その見返りとして喪失感と失恋を与えてくれた。」
晩年の4年間は認知症を患った南田さんに対し献身的な介護で“恩返し”。
病気のため南田さんが幼児化する中で 「僕は子供を持ったことがないから
凄くいとおしかった。こんなに愛したのは初めて。洋子が幸せだったかどうか
分かりませんが、洋子が僕を変 えてくれた」と感謝の言葉が止まらなかった。
「僕の人生をよみがえらせ、人生観を変えてくれた。僕を待っていてくれる
ただ1人の女性でいてくれました。本当に楽しい4年間でした」と回顧。
介護期間が4年程度だという事を割り引いたとしても
アルツハイマーの妻を看取った後に
是非ともこんな風に話してみたい、と思う言葉ばかりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿